経営サポートTOPICS
vol.1 二つの会計

 会計は、通常「過去」の実績を計算するものとして理解されていらっしゃると思います。私たちがご支援申し上げる中小企業では、1年間の損益に基づいて所得を計算し、税金を計算するものです。その決算書を株主以外に提出するとすれば借入金をしている金融機関等や申告書を提出する税務署になるでしょう。この「過去会計」のみの会計処理は、月次でもプラスかマイナスか、税金の支払いはいくらになるかが気になるのみであり、過去実績の数値化しかありません。税理士等に顧問料を払って過去の実績からの税額等を計算し申告及び報告するだけで良いのでしょうか?過去のデータを眺めても過去の反省のみでは意味がありません。

 一方、「未来」を計算する会計があるのをご存知ですか? つまり、未来の計画を中心とした会計です。過去の実績ではなく「これからどうするのか」といった利益計画、数値シミュレーションを扱います。この不確実な時代に、中小企業が長期にわたって自らの足で立っていくには漠然とした経営から脱却し、「未来を創る」という経営者の意思のもと、未来会計により

@  未来を描き数値化する。 

A  計画を実行する。

B  達成度合いを検証する。

C  対策を講じる。

上記@からCをし続ける必要があります。

 企業は人為的に1年間の期間で財務会計により損益を計算しますが、永続的に生き残っていくためには、短期、中期、長期にわたって「意思」のある未来に向かった経営に根差した「未来会計」の導入が必要とされます。